モーツァルト ①ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 ②キラキラ星変奏曲 （「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲 ハ長調 K.265） ③ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330 ④ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331《トルコ行進曲》 ファジル・サイ(ピアノ) 録音：1997年　デジタル録音 欧米に大旋風を巻き起こした衝撃のデビュー・アルバムです。装飾音を多用してメリハリを十分に効かせたファジルならではのパフォーマンス。モーツァルト本来の「驚き」と「喜び」に満ち、誰もが知る名曲が新鮮に響きます。サイの若さと才能が大きく羽ばたいている演奏です。サイは2013～15年にソナタ全集を録音していますが、このデビュー盤の新鮮さは全く薄らいでいません。 レパートリーの変転が著しいトルコ人ピアニスト、ファジル・サイですが、彼のピアニストとしての美質は、このモーツァルトに集約されています。サイのモーツァルトには才気走ったアイディアがところどころに散りばめられ、一見楽しげで軽めな印象を与える演奏ながらも、実のところ極めて緻密な技巧と思考によって全体がしっかりと支えられているのが特徴です。流れ出る奔放な音、トリルを入れたり、リズムを変えたり、音を増やしたりと大忙しの超技巧の仕上がり、モーツァルトが現代に生きていたらこんな演奏をするのではないか？聴き逃す訳にはいきません。 ファジル・サイは1970年生まれ、トルコ出身。ジャズにも造詣の深いピアニスト兼作曲家であるサイ。トルコ文化に感化されたモーツァルトの「トルコ行進曲」を、ジャズ風テイストを盛り込んで編曲。アンコール曲として「トルコ行進曲」をアレンジ演奏したところ、大評判になりました。編曲では「トルコ行進曲」のオリジナルテーマが二度目に現れた途端、ジャズ風に躍動し始めます。原曲とジャズテイストの編曲を混在させ、そのコントラストが実に目まぐるしく活き活きと描かれています。アクセントの位置をクラシック本来の表拍から、ジャズの持ち味である裏拍へと、場面場面で切り替えながらの演奏は正にスリリングと言えます。 国内盤、帯無し、盤面傷なし ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き