昭和37年度の12冊が綴じられて一冊になっています。舞踊参考室という特集では「京鹿子娘道成寺」「お染め久松」「八島」「五郎」「夕月」「喜撰」「供奴」「関扉」を松本亀松、香取仙之助先生など当時の著名な方々が言葉、衣装、大道具、小道具など多岐にわたり解説をされています。また、舞踊写真教室という企画では「清元 扇」「槍奴」「常磐津 山姥」「長唄 若柳」「清元 子守」など西川扇祥、藤間寿三、花柳昌太朗、花柳寿南海先生が立ち方で写真200ポーズ以上の解説付きもあります。その当時の各流派の名取試験の課題曲でもあったようです。非常に貴重な雑誌です。自身が踊る為の勉強の為に手に入れたのですが、活用して頂ける方があればと思い出品しました。何分かなりの年代経ていますので経年劣化による紙の変色や滲みがあることはご理解下さい。